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日・ルワンダ友好関係60周年の機会を捉えたエネルギー分野における協力の記念式典の開催

 2022年7月20日、「日・ルワンダ友好関係60周年の機会を捉えたエネルギー分野における協力の
記念式典」が、「第三次変電及び配電網整備計画」(日本政府無償資金協力)により、首都キガリ市で
建設中のガソギ変電所で開催されました。

 2022年7月は、日本とルワンダの友好関係樹立60周年の節目にあたり、記念式典には、日本政府を
代表して在ルワンダ日本大使館の今井雅啓特命全権大使、ルワンダ政府を代表してインフラ省の
アーネスト・ンサビマナ大臣(Dr. Ernest NSABIMANA)が列席されました。

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左から、丸尾信所長(JICAルワンダ事務所)、Mr. Armand Zingiro(エネルギー運用公社総裁)、
今井雅啓特命全権大使、Dr. Ernest NSABIMANA(インフラ大臣)、Mr. Felix Gakuba
(エネルギー開発公社総裁)、市川昭彦代表取締役社長(タカオカエンジニアリング)



 日本政府は、これまでに「変電及び配電網整備計画」、「第二次変電及び配電網整備計画」の2件の、
無償資金協力を実施し、キガリ市内の電力網の整備を支援しています。記念式典では、エネルギー分野に
おける協力を振り返るとともに、両国関係の更なる発展が確認されました。

 株式会社東光高岳(本社:東京都江東区、代表取締役社長:一ノ瀬 貴士)のグループ会社である
タカオカエンジニアリング株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:市川 昭彦、
以下TEC)は、総合貿易商社の西澤株式会社(本社:大阪府大阪市、代表取締役社長:服部 大典)と
コンソーシアムを組み、2020年12月ルワンダ共和国・エネルギー開発公社(EDCL: Energy
Development Corporation Limited)と、「第三次変電及び配電網整備計画」)の契約
(契約金額:2,412百万円)を締結しました。TECは、多国籍にわたるパートナー企業と協働し、
エンジニアリング、土木・建築工事、電気機器等の調達・輸送・据え付けの業務を一括EPC(※)
ベースで、請け負いました。(記念式典には、契約者を代表して、TEC社長の市川昭彦が列席しました。)

 キガリ市では、変電・配電整備への投資が不十分で、20%以上の送電ロスがあるなど、不安定な
電力供給が経済活動及び生活向上に特に大きな支障をきたしていました。「第三次変電及び
配電網整備計画」は、キガリ市において110/15kV変電所1か所と15kV配電線約20kmを
建設することで、電力供給の安定化を図り、ルワンダの経済基盤整備に大きく貢献します。
この協力により、対象の変電所の変圧器設備容量が3倍に、また送電端電力量は6倍になり、
安定した電力供給が実現します。

 TECは、2011年以来ルワンダ向けの2件のプロジェクト(「変電及び配電網整備計画」、
「第二次変電及び配電網整備計画」(いずれも日本政府無償資金協力)を一括EPCベースで
完工しました。また、本年5月には、キガリ市内8変電所建設計画(世界銀行グループの
国際復興開発銀行の融資案件)を完工しました。

 今後も発展が見込まれるアフリカ諸国において、電力分野のプロジェクトに積極的に
取り組むことにより、市民生活改善と経済発展に貢献する努力を続けて参ります。

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※ EPC: Engineering(設計), Procurement(調達), and Construction(建設)の略称

 

■ルワンダ共和国基礎データ

 ・国土面積:約2.63万平方キロメートル(四国の約1.5倍)

 ・人口約1,263万人(2019年,世界銀行)

 ・人口1人当たりの国民総所得(GNI):820米ドル(2019年,世界銀行)